ほーい
高校生の多くは夏休みに入る季節、瀬奈と鈴音は田舎の海岸に足を運んでいた。示し合わせて来たわけではない。偶然とも言える電車の中での出会いから、果し合いのような形に発展したのだ。
バシャーーン!と波が岩に打ち付けられ、海岸にこだまする。そこへ瀬奈と鈴音の2人はズカズカと入っていった。
瀬奈「・・・・・・」
鈴音「・・・・・・」
瀬奈と鈴音はカバンをその辺に放り投げて準備を始めた。両者スニーカーを脱ぎ捨て、さらに鈴音はシャツのボタンを上から順に2つ外した。パンパンに張っていた鈴音の制服が緩み、ボインと鈴音の巨乳が弾んだ。
瀬奈「ウシ乳、今度こそぶっ潰してあげるから」
瀬奈も第一ボタンを外した後、彼女はさらにスカートを下した。闘いの邪魔になる可能性があるからだ。どうせ誰にも見つかる心配はない。逆に言えば助けを求めようと、こんなところを通りかかる人は早々いないのだ。
瀬奈のスカートの下から白と赤の縞パンが顔を出した。
鈴音「そんなパンツ履いて、かわいこぶらないでよ」
それを見て鈴音もスカートを下した。鈴音は白と水色の水玉のパンツを履いていた。実はさっきの電車での逝かせ合いで、2人とも少しパンツを濡らしていた。しかし幸い相手には見えない程の湿りであったので、気づかれることはなかった。だが自分だけが股間を濡らしたのではないかと感じ、余計に怒りが湧いた。
瀬奈「あんたも可愛いパンツ履いてるじゃない。でもこの喧嘩が終わる頃には、ぐしゃぐしゃになってると思うけど?覚えてるわよね、あたしの絞め技でお漏らししちゃったこと」
前回のプールでの闘いの屈辱的な終わりを思い出され、鈴音の眉がピクッと動いた。怒りを込めて瀬奈を睨む。
鈴音「たっぷりお返ししてあげる。その貧相な胸を押し潰して、絶対このおっぱいで失禁に追い込むから」
鈴音は自分の胸を叩いた。ブルンと震え、そのボリュームが伝わる。
瀬奈「懲りないわね、あんたも」
鈴音「あんまり調子に乗ると後悔するよ。あの時だって泣いてたくせに」
瀬奈「ふん、負けた癖に随分口が回るじゃない?」
準備ができた2人は向かい合った。見た目はスカートを履いていないことを除けば普通の女子高生だった。足の裏が焼けないように2人ともルーズソックスを履いているところまで共通している。
太陽が照り付ける真夏の海岸は、すでに彼女たちのシャツを汗で濡らしていた。奇しくも前回のプールでのキャットファイトと同じ状況になった2人があの時以上の憎悪を抱え、ぶつかり合う。
仕掛けたのは2人同時だった。鈴音は接近して瀬奈のシャツを掴み、押し倒そうと引っ張り回した。上下左右に引っ張り、瀬奈のシャツの下から白い肌が何度も顔を出した。
一方で瀬奈も鈴音のシャツを掴んで振り回していたが、それは相手を押し倒すためではなかった。瀬奈は鈴音に倒されないように立ち回りながら、拳を握り……
ズボッ!
鈴音「あうッ!あぁ……!」
掴みかかっていた鈴音のお腹にパンチを入れた。予期せず鳩尾にパンチを入れられた鈴音は、早くも膝をついてしまった。
鈴音「うぇ!けほっ!げっほ!」
瀬奈「あら?結構いいの入ったみたいね!?」
バスッ!
無防備な鈴音の爆乳に、瀬奈は拳を叩き込んだ!
鈴音「あああああああ!!!」
急所に思い切りパンチを入れられ、鈴音の口から唾液が流れた。闘いが始まって早々に鈴音の劣勢が続く……
瀬奈「あははは!!!何よあんだけ偉そうにしゃべってたくせに!!弱いじゃないの!!」
瀬奈は鈴音の髪を掴んで今度は引っ張り回した。自分の体の周りを一周コンパスのように走らせ、鈴音を吹き飛ばした。熱い地面に体をぶつけられる鈴音……それだけでも苦しい。さらに、
鈴音(今の攻撃で……お腹が……苦しい……)
鳩尾を殴られた痛みで鈴音は思うように動けなかった。苦しみでお腹を抑えながら鈴音はお尻を突き出して痛みに耐えた。
しかしそんな苦しい状況にある鈴音に容赦しない瀬奈……
瀬奈「どうしたのよ!ほら!喧嘩にならないじゃないの!!」
鈴音に言葉を浴びせながら、頭をガシガシと踏みつける!顔面に熱い砂が押し付けられ、鈴音はうめき声を上げた。悔しさで引っ掻いた地面に、指の筋が10本描かれていた。
鈴音「ああああああ!!!くううううう!!!!」
瀬奈「いつまで亀みたいになってんのよ!!!」
鈴音のパンツが瀬奈によって掴まれた。さらにそこから強引に瀬奈によって引き上げられた!水玉のパンツが鈴音の尻に食い込んでいく!それに従い鈴音の声は大きくなる。見えないので何をされるかわからない恐怖が鈴音を襲った。そんな中突然激しい痛みが鈴音に訪れた。
ぼごっ!!
瀬奈「おまんこ蹴り♡」
鈴音の目に涙がぶわっと溢れた。急所攻撃に次ぐ急所攻撃……鈴音の股間に大きなダメージが与えられた。
鈴音「あううぅ!!!!」
瀬奈「いったそー!!」
今度は股間を抑えながらうめく鈴音を尻目に、鈴音の顔のほうに近づいた。髪の毛をぐっと掴み上げ、砂が顔中に付いている鈴音の顔を上げさせた。
瀬奈「今日喧嘩をふっかけて来たのはそっちだからね。どんな目に遭っても、文句ないわよねぇ!!」
パン!
鈴音の頬が瀬奈のビンタによって90度横を向いた。
パーン!
今度は逆の頬を張った。そして鈴音の髪を離して立ち上がった。
瀬奈「はーーー。あっつ」
炎天下の中での喧嘩では、攻めてる攻められている関係なく体力を失った。瀬奈は汗だくになったシャツに手をかけ、脱ぎ始めた。さらにその下のTシャツも脱ぎ、地面にポンと置いた。
赤いブラジャー1枚、パンツ1枚をまとった健康的な色気を放つ瀬奈がそこにはあった。
そしてその間に鈴音も立ち上がっていた。体中の砂をはたいて落とし、いつでも闘えるように瀬奈との距離を保った。
鈴音「やったわね……」
瀬奈「ふん。だからなによ。さっさと来なさい」
一方的に殴られた鈴音……やられたらやり返す。鈴音は走って瀬奈の懐に飛び込んだ。その両手を瀬奈が受け止め、力比べを始める。お互いに相手が憎いが、力が拮抗して殴ることもできない。歯ぎしりしながら手で手を引き合い押し合い、優位な立場に立とうとした。
しかしどちらが勝つということなく、ただただ組み合ったまま時が流れた。気を抜いたら押し切られるであろうこの状況、常に全力で組み合っていた。時には胸まで使って相手を押し切ろうとし、その巨乳同士をぶつけ合う。
鈴音「ああああああああああああ!!!!!!」
瀬奈「くううううううううううううううう!!!!!!」
長時間の取っ組み合いの苦しさに、2人は天に向かって声を張り上げた。
痛いわけではない。しかしこの気温の中で常に力を出し続けることは、涙が出るほど苦しいことだった。だが徐々にであるが鈴音が押し始めた。
瀬奈「くぅ!」
瀬奈より少し高い位置に鈴音は移動し、そこからさらに胸の大きさを利用して瀬奈に体重をかけていたのだ。
鈴音「はんんんんんんんん!!!!」
さらにそこから追い込みをかける鈴音であった。全身を打ち付けるように瀬奈に向かって押し出し、瀬奈の体を傾けさせた。押し倒されそうな中、瀬奈は鈴音を引っ張り込んだ。
足がもつれあいながら落下する2人の体……お互いに受け身を取るために両手を離し、組み合いをやめた。
ドカッ!!
ブシッ!!
瀬奈「いいいいいいいいいい!!!!!!」
倒れ込みながら瀬奈は鈴音から重たいパンチを胸に直撃されていた。張のある瀬奈の乳が潰され、ミシリと音を立てた。
しかしさらに深手を負ったのは鈴音の方だった。
倒れ込みながら瀬奈は膝を立て、そこに鈴音の腹が突き刺さったのだ。今日2回目の腹部への攻撃に鈴音は唾液を漏らした。
鈴音「うえええぇ!!!!」
そのダメージの大きさの違いは、そこからの殴り合いに影響した。押し倒しマウントを取った鈴音だったが、痛みを引きずって強い攻撃ができなかった。寧ろ下にいる瀬奈の方から足を鈴音に巻き付けて逃がさない。
顔面に掌底や拳を打ち付け合う2人……ありったけの憎しみを拳に込めて殴り合った!
鈴音「ぶふっ!んのおお!!!」
瀬奈「んいいい!ったいい!!」
どっちも鼻から血を流しながら殴り合い、ついに鈴音の手数が落ちた。
鈴音「あうううううぅぅ!!」
あまりの痛みに顔面を手でかばってしまった。その瞬間瀬奈はたたみかけた。鈴音の髪を握りしめ、顔を固定した。そこへ……
バキ! 一発……
バキ! 二発……
バキ!! 三発目のパンチが入った時、瀬奈は鈴音の髪を離して解放した。
殴り合って痛めた顔を抑える2人……特に鈴音は苦痛で顔を歪めている。力比べからの殴り合いに汗だくの2人だった。しかしここでも、先に動いたのは瀬奈だった。
瀬奈「喧嘩なら……っつ……誰にも負けない……」
浜辺に座り込んでいる鈴音の背後に回り込み、
首を絞めた。
サウナのような暑さの中、体力を消耗し、さらに窒息攻撃……チョークスリーパーが極まる。
鈴音「うぅ……げぇっ!んうぅぅぅぅぅ……!!」
その鈴音の耳元で瀬奈がささやく……
瀬奈「あんたが、No.1になりたければ、他の高校にでも、行きなさいよ……人気を独り占めしたいなら、他の高校に行けばいいのよ……女としての魅力も、喧嘩の強さも、誰にも負けないから……私は……!」
瀬奈はスリーパーに加えて、鈴音の胴体を股で締め付けた。
鈴音「んぐううぅ!!!あああぁ!!ぁぁぁあああ!!!!!けほっ!!えっほおお!!」
そしてそのまま瀬奈は体を後ろに倒し、抵抗し辛い状況に持ち込んだ。さらに鈴音の必死のうめき声が浜辺に響いた。強い日照りの中にモゾモゾと動く2人……他者からみれば死闘を演じている2人には到底見えないだろう。
瀬奈「そろそろ……我慢できないんじゃない?降参する?それともその水玉おパンツにおしっこの染みが付くまでやる?」
瀬奈が締め付けていた足の踵で、鈴音の股間をつつく……悔しさが爆発した鈴音は、瀬奈の腕から手を離し、わき腹を殴り始めた。
鈴音「かほっ!おおおえええええええええええ!!!!!うえええ!!!!」
瀬奈「ぎいいいいいいい!!!!!!!あ、あああ゛あ゛!!」
しかし瀬奈も負けじと締め上げる……それに対して、鈴音も上を行く痛みをわき腹に与える……2人の叫び声はますます大きくなった。
殴り合いと絞めあいを15分ほど続けた2人……流石に消耗し2人はお互いを突き放した。
- 2014/03/03(月) 14:29:06|
- プールでキャットファイト|
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コメント:6
tokumeiさん、コメントありがとうございます!
たま~にしか更新できなくて申し訳ないです。
興奮していただけて、こちらとしてもうれしいです。
就活も小説も頑張ります!
また、軽くアップしたりするんで、よろしくお願いします。
> 新作きてたー!!
> コメント遅れましたが、今回もとても興奮しました
> 就活も大変だと思いますが、頑張ってください!
- 2014/03/08(土) 23:52:16 |
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- さくら1511 #- |
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