街灯と月明かりのみが照らす橋の下、由美と架純が目をそらさず睨み合っていた。僕の存在など忘れてしまっているかのような険悪な空気だ。
由美「特別ルールって何?」
架純が指を2本立てて口を開いた。
架純「2本先取」
由美「は?」
架純「簡単に説明すると、1回はギブアップできるってことです。負けた方はそこでもう1戦やるかどうか選べます。まあ、あまりにも力差がある場合の救済措置ですね」
由美「2回負けた時は?」
架純「その時は、ギブアップしようが泣こうが、ボコボコに潰して大丈夫です。1回負けといて挑んでくる馬鹿が悪いのですから。あなたみたいにね」
由美が架純の制服の胸倉を掴んだ。
由美「自分が負けるって思ってないんだ?」
架純「思ってませんよ」
架純も胸倉を掴み返した。引き寄せ合って、爆乳同士が触れ合った。チラッとお互いが敵の胸を見た。
架純「こんなのに負けるわけありませんもの」
由美「はぁ……いいよ、そのルールで。どうせあんたが、2回落ちるだけだし」
架純「へえ、楽しみですね。他、確認したいルールはありますか?」
由美「顔面へのグーパン」
架純「ありです」
由美「あそこへの打撃」
架純「ありです」
由美「勝負は全裸でいいよね」
架純「いいですよ」
由美「いい度胸ね」
そう言い終えると、2人は恥ずかしげもなく服を引きちぎるように脱ぎ捨てた。靴下も靴もパンツも脱ぎ、あっという間に2人は全裸になる……突き出たロケット型の乳が大迫力で睨み合った。爆乳のアピールか、お互いが胸を揉んで挑発した。
由美「ころす」
架純「ぶっ潰してあげます」
睨み合っていると、そのうちに2人はゴングを求めて来た。ついに闘いが始まる……この爆乳のうち、どちらかが屈する。あいにくだが、綺麗なゴングを鳴らせるようなものは周辺に無かった。僕は大きく深呼吸をして、両手を開いた。2人の雌豹の目を交互に見た後、僕は思い切り手を打ち付けた。
パーン!!
いい音が鳴った。
スパーーーーーーン!!!!!
と、僕が手を鳴らしたと思った直後に、大きな音がなった。
2人の方を見ると、由美の顔が90度横を向いていた。架純の大振りのビンタが直撃していたのだ……おそらく由美も逃げようとしなかったのだろうが、その目を見たところ由美は切れていた。
由美が勢いよく向き直り腕を振り抜いた。
パアーーーーン!!!!バチーーーーーーン!!!!
倍返しだった。
バチーーーーーーン!!!!!パーーーーーーーーン!!!!パーーーーン!!!パーーーーーーン!!!!!
その後は、ビンタ合戦……一切避けず胸に顔にビンタを打ち合っていた。
手形がお互いの肉体に赤く染みついた。
驚いたのはどちらも一切苦痛の声を上げないことだった。意地で声を上げずにひっぱたいていた。
白熱する闘いのさなか、2人はガッチリと手4つで組み合った。
たぷん、たぷんと4つの乳房が震える……力は今のところ互角のようだった。2人の顔を伺うと、悔しそうな顔が見えた。押し勝って潰せるとしか思っていなかった顔だ。
どちらが勝つのかと心を躍らしていたその時、今度は向かい合っていた乳が正面からぶつかり合った。
パン!と肉と肉がぶつかる音が聞こえた。
架純「うぐっ!!」
由美「んぶっ!」
この時どれだけビンタを喰らっても声一つ上げなかったお互いの口から唾液が吹き飛んだ。
乳がぶつかって餅のように横に伸びている。どっちがどれだけ押し潰しているかわからない。
架純「辛そうですね……そんな小さい胸じゃ」
由美「口の端からよだれ流して……よく言うね」
架純「そっちこそ、泣いてるくせに」
由美「は?あんたでしょ?」
2人は爆乳同士をぶつけ合ったまま、パッと組み合った手を離した。
先に由美が架純の背中を抱き潰した。
架純「ぐぶうぅ!!」
慌てて抱き付き返そうとする架純だったが、お互いのおっぱいが邪魔して由美の背中に手が回らない……
その間に由美は胸を張り出し、タックルのように架純を押し倒した。
ばたっ!!!!
架純「んぎいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」
由美「ざーこ」
自分の先輩に一度も上を譲ることなく倒した架純を、由美が先手を取って倒した。
架純の屈辱の顔と、由美のまず一本取った優越感に浸る顔に、僕は興奮をせざるを得なかった。
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Author:さくら1511
キャットファイトの小説を書いています
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