私たちも相当な疲労だった・・・
お互いに走れない。しかも地面はぐちゃぐちゃの泥。この追いかけっこは長くは続かなかった。
ユキは奪った腕輪を自分の腕につけ、私に振り返った。
逃げるのはもうやめ・・・・・・ってことか・・・
私たちは何も言わずに、向かい合った。そして両手を組み合って、相手を放さない・・・
両手を組み合った後の、髪のつかみ合い。
私たちはお互いの髪を引っ張って、相手を泥に引き込みあった・・・
しかし足場の悪いこの戦場、相手を崩しても自分まで崩れざるを得ない
私たちはほぼ同時に倒れこんだ。
どろどろの地面。体が凄く重い。今の疲労が一層それを感じさせる
ユキは私の髪を掴み、泥に押し込んできた・・・
苦しい・・・悔しい・・・・・・
負けずに顔を上げて、ユキの後ろに回る・・・・・・
そして、ユキの首を締め上げた。
しかし、苦しくなる前にユキは肘で私の横腹に突きを入れてきた・・・
くっそお!!だめ、我慢できない・・・・・・
首から手を放した・・・でも・・・・・・
ぎゅううううううううう!!!!!!!!
私はユキの胸を掴んで、そして立ち上がった。
ユキから叫び声が放たれる・・・
立ち上がる勢いで、胸を引きちぎるつもりで潰してやった・・・かなり痛いはず・・・・・・
そのまま、ぎゅっとユキの腰に手を回した。
そして・・・・・・
ジャーマンスープレックスに移った!!
思いっきり踏ん張って、ユキの頭を地面に叩きつけるつもりだった・・・
しかし、足場の悪さと、ユキの抵抗があってバランスが崩れた・・・
私たちの体は宙を舞い・・・
ズドン!!
私たち二人の頭が同時に泥に激突した・・・
ばったりと倒れる私とユキ。
その結末は?
続く
- 2010/06/25(金) 12:04:48|
- マキのキャットファイト|
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