1試合1試合を、他の小説(例:電車の中で出会った2人)のようにじっくり書いていたら、テンポが悪いので、そういった戦いよりは短くなっている点は、勘弁していただきたい!
洋子「第三試合を始めます。東雲大学、湊さん。三島大学、麻衣さん。前に出てください。」
湊とその相手の、麻衣と呼ばれた女が前に出た。
麻衣「あんたが私の相手?なんかちんちくりんなのが出てきね」
湊「わたしもさっきのおねえちゃんと戦いたかったよ~~~。くじ運わるいや」
洋子「それでは始めてください。」
2人はその後何も言わずに、ただ相手の方に向かって歩いた。むにゅ!むにゅ!
2人の胸がぶつかる・・・・・・のではなく、相手の胸を握ったのだった。
湊「はぁ~~~~~~やっぱりさっきのおねえちゃんの方がよかったなぁ~~~~~」
麻衣「奇遇ね。私もさっきの娘のほうがよかったわ。なにこの胸」
湊「・・・・・・・・・・・・」
麻衣「さっきの2人と比べてこの胸はないでしょ!この胸は!!ていうか、あんたより私のほうが胸大きいっての!偉そうにしないで」
湊「なんでそういうこと言うのかなぁ・・・・・・?」
麻衣「というより、あんた胸小さくな―――」
麻衣の腕が湊によって掴まれた。いや、掴んだだけじゃなくいつの間にか飛びついて股に挟んでいる。
麻衣「んあっ!!」
どし~~~~ん!!
麻衣の左腕が湊に捕らえられたまま、畳に倒れた。
ぎりりりりりりりり・・・・・・・・・・・・!!!!!
麻衣「あああああああああああああああ!!!!!!!!!」
腕ひしぎ十字固めが、麻衣の左手に入っていた。
完全に麻衣の左腕は伸びきっているが、麻衣の体は若干、横を向いている。しかしダメージは十分だった。折れると錯覚させるくらいのダメージが、麻衣の間接に走る。
麻衣「いいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
湊「ねえおねえちゃん、なんて言おうとしたの・・・・・・」
麻衣「ひいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
麻衣は体をねじり、腕ひしぎのテコから脱出した。しかもすばやい動きがで、今度は麻衣の背後に回った。
そしてスリーパーで顎を固定した。
麻衣「うぐぐぐぐぐぐ・・・・・・!!!!!!」
足も腰に絡ませ、絞め付ける。小さいながらに、効果的な動きができている。
早百合「湊はそういえば、寝技が得意だったわね・・・・・・」
自分と組み合っていた時を思い出す。
湊「ねえ・・・・・・もし悪いこと言おうとしてたんなら、謝ってよ。」
麻衣「うぐううううううううううううううう!!!!!!」
麻衣は湊を後ろに背負ったまま、立ち上がった。そしてそのまま再び後ろ向きに倒れた。
湊「うんんっ・・・・・・!!」
背中を打って一瞬だが怯む湊・・・・・・麻衣から離れてしまう。
麻衣がその湊を蹴りながら言う・・・・・・!!
麻衣「胸がちいさいねえって言おうとしたんだよ!!貧乳女!!!」
湊「ふうん・・・・・・そうなんだ」
湊は麻衣の足を掴んだ。
麻衣「んなっ!!」
しかもすばやく接近し、両足を掴んだのだった。さらに足を引っ掛け、簡単に引き倒した。
そしてその掴んだ足を広げ、湊は麻衣の股間に蹴りを押し込んだ。
麻衣「あひいいいいいいいいいいいい!!!!!」
何回も何回も・・・・・・勢いをつけて蹴りこんだ。当然、麻衣もガードするがその上から蹴り続ける。女の子といえど、股間をこれだけの勢いで蹴られたら痛い・・・・・・激しい痛みが麻衣に襲い掛かる。と、同時に変な気持ちになる・・・・・・
麻衣「だめえええええええええええええええ!!!!!」
湊「ねえねえ!!喘いでないで何か言うことは無いの、おねえちゃん」
麻衣「もうやめてえええええええええ!!!!!おかしく!!!おかしくなっちゃうううううううううううう!!!!!」
湊「ねえ~~~~なんで謝れないの~~~~~~~!!!!!」
麻衣「あああああああ!!!!!!あああああああああああ!!!!!なんかでちゃうううううううううううう!!!!!!!」
ずしずしずしずし・・・・・・!!!!
麻衣「あああああああああああああ!!!!もう!!ゆるしてえええええ!!!!!」
湊「だ~~~~か~~~~~~ら~~~~~~~~~!まだゆるせないなぁ~~~~~わたし~~~~~~!!!」
麻衣「ぎゃあああああああああああ!!!あああああああああああ!!!!!ギブ!!!ギブアップゥ!!!!!!」
洋子「そこまで。東雲大学、湊さんの―――」
湊「早く謝れって言ってんの~~~~~!!!!」
今度は麻衣のガードした手を剥がし、直に股間に蹴りをぶち込んだ。いや・・・・・・正確には連続でぶち込んでいる。
洋子「湊さん。決着は付きま―――」
早百合「ちょっと!湊・・・・・・」
いつものかわいい顔から笑顔が消え、目が怖い・・・・・・
早百合「なんか口調も変わっちゃったし・・・・・・やっぱ変な娘ね・・・・・・」
湊「ねええええええ!!どうしたのおねえちゃん!!!!!!」
麻衣「があああああああ!!!あああああああああああ!!!!!ああああああああああああああ!!!!!」
痛すぎて、叫び声以外あげられない。
洋子「止めないと、反則負けになりますよ。」
湊「そうだ・・・・・・膝で蹴りこんだらもっと痛いよね・・・・・・!!!」
ずしっ!!!!本当に膝で股間を攻撃する湊・・・・・・全然周りの声が聞こえてない。
麻衣「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
洋子と美月の目が合った。反則を認める確認が行われる。美月は、どうぞと頷いた。湊のやったことに怒ったりはしていない。むしろ喜んでいる。
洋子「そこまで。東雲大学、湊さんの反則負けとし、三島大学、麻衣さんの勝利です。」
そういうと、洋子は湊と麻衣を引き離した。逃げるように戻る麻衣・・・・・・
湊はしばらく混乱していたが、ようやく落ち着いて戻ってきた。
無表情で歩いて、このみ・絵理菜がいるところまで歩いた。そしていきなり笑顔になって―――
湊「ボコボコにしてやt―――」
早百合「負けちゃったじゃないの!」
と、早百合が湊の足を刈って倒した。思わず近づいて一言言わずにはいられなかった早百合。ついでに押し倒してやる・・・・・・
湊「うにゃああぁ・・・・・・」
倒れこむ湊・・・・・・
湊「だってぇ~~~あのおねえちゃんが~~~~~~」
早百合「まあ、結果は変わらないか・・・・・・美月さんは負けないだろうし。私も勝つし・・・・・・」
絵理菜「あなたが勝てるとは限りませんけどね!」
早百合「なによ、変態女!」
絵理菜と早百合が取っ組みあった。互いを組み伏せようとする2人・・・・・・
美月「ふふ・・・・・・まあ、期待に答えるようにがんばるよ」
背の高い和風美人の美月がビキニ姿で現れた。線は細いし、顔も優しそうなのに、本当に強いことは誰もが知っている。
美月「・・・・・・じゃあ、行って来るね。」
練習試合 東雲大学VS三島大学 1-2
- 2011/12/14(水) 00:30:58|
- 東雲大学|
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