続きを書きます。
ガチの戦いって難しいですね。
早百合は右のこぶしを握り締め、絵理菜の顔を目掛けてパンチを繰り出した。そのこぶしが絵理菜に当たる直前に、パンチを払いのけ絵理菜は早百合のあごにパンチを当てた。
早百合「あぐっ!」
早百合の視界が揺れた・・・・・・してやったりとにやりと笑う絵理菜。しかし、次の瞬間
絵理菜「ぐええぇ!!」
早百合のパンチが思いっきり絵理菜の腹に突き刺さった。胃液が逆流するほどのパンチが腹に刺さった。2人とも予想外のダメージに軽く動きが止まる。
早百合「このおおおっ!」
とっさにガードする絵理菜。しかしそれをフェイントに今度は絵理菜の顔を殴った
絵理菜「ぷっ!」
さらに腹、胸と組み合わせて連続で殴っていく・・・・・・
絵理菜「うううぅ・・・・・・!!!」
早百合「この!このお!」
パンチが当たるたびに、絵理菜の口からよだれがこぼれる・・・・・・
そして顔を目掛けてパンチを打つため、思いっきり振りかぶった
どこっ!
絵理菜は顔をガードして、パンチを受け止めた。
早百合「!!」
絵理菜「はあああああああっ!!!」
絵理菜のハイキックが早百合の頭を捕らえた。横に吹っ飛ぶ早百合。
ばたっ!
地面に倒れる早百合・・・・・・
このみ「この人すごい・・・・・・さゆりとここまで戦えるなんて・・・・・・」
絵理菜「まだまだこれからですわ・・・・・・」
絵理菜は早百合に近づいた。
早百合「そうね・・・・・・これからね!!」
早百合は絵理菜の足を蟹バサミにして、絵理菜を倒した。
すぐその上からまたがり、馬乗りになる早百合・・・・・・
早百合「覚悟はいいかしら・・・・・・」
絵理菜「くっ・・・・・・」
ずどっ!ずどっ!!
絵理菜「うぐうううぅ!!」
顔面にパンチを何発も浴びせる早百合・・・絵理菜の顔がどんどん腫れていく。鼻血が絵理菜の鼻から噴き出す・・・
早百合「ほらほら・・・・・・!どうしたのよ!!」
絵理菜「くうううぅ・・・・・・!!!」
絵理菜は早百合の長い髪を掴んだ。ぐっとその髪を引っ張り、早百合の顔面にパンチを入れ替えした。
早百合「あうううううぅ!!!!!」
早百合の鼻からも鼻血が噴き出した。そしてそのパンチの勢いで後ろに倒れる早百合。
しかしすぐに立ち上がる2人・・・
早百合「はぁはぁはぁ・・・・・」
絵理菜「はあ、はあ・・・・・・」
がしっ!
2人は手を組み合った・・・・・・力はまったくの互角。動かない・・・・・・しかし・・・・・・
ごんっ!
早百合「くううううう・・・・・・!!!!!!」
絵理菜のヘッドバットが早百合に極まった。
一瞬ひるむ早百合。
だが、次の瞬間・・・・・・
早百合の前蹴りが絵理菜の腹に極まった。
絵理菜「げっほ!はううう!!」
早百合「はぁはぁはぁはぁ・・・・・・」
このみ「もういいでしょ!やめてよ!!」
ゆっくりと近づく早百合・・・起き上がる絵理菜・・・・・・
ぐっ!!
どごっ!!
早百合「うぶっ!!」
ずどっ!!
絵理菜「ぷふうっ!!」
お互いのパンチが相手の頬に極まった。顔がねじれる2人。相打ちだったが、次の手は絵理菜の方が早かった。
右足を引き、勢いをつけ、早百合の脇腹に蹴りを叩き込んだ
早百合「うううううぅ・・・・・・!!!!」
激痛に口からよだれがこぼれた。
このみ「さゆり!!!!」
ぐっ!
早百合は脇腹に蹴りつけられた足を掴んだ。その足を思い切り持ち上げる早百合・・・・・・。
絵理菜「ううう・・・・・・!!!」
早百合「くらえええええええ!!!!」
足を持ち上げることによって無防備になった股間に、膝を突き刺した
絵理菜「くううううううぅぅぅ・・・・・・」
股間を押さえてうずくまる絵理菜。
早百合「はぁはあはぁ・・・・・・」
脇腹の痛みが残る早百合。お互いのダメージは大きかった。自分と対等に戦える相手に正直驚きが隠せない2人だった。2人とも他の女と喧嘩したことは何度もあったが、こんなに殴られたことは無かった。いつもすぐに相手を倒していたからだ。自分と互角・・・・・・もしかしたら自分より強いかもしれない・・・・・・そういうふうに感じさせる相手が許せなかった。
だからこそ止まらない。
早百合「あああああああああ!!!!」
早百合は絵理菜に飛び掛った。しかし絵理菜は早百合の両手を受け止め、足を伸ばして早百合の腹を蹴り上げた。後ろにひっくり返る早百合の背中が地面に叩きつけられた。
早百合「あぐううっ!!!」
絵理菜「許しませんわぁ!!!!」
早百合「なによおおおおおお!!!」
2人は立ち上がり壮絶な殴り合いが始まった。足を踏ん張り、ノーガードで顔面・腹を中心に殴りまくる・・・・・・。体中にあざができていくのがわかる・・・・・・。
このみ「ちょっと・・・・・・ほんとに・・・・・・あぶないって・・・・・・今までの人とは違う。」
今まで早百合が倒せない女はいなかった。それゆえに早百合が傷ついたことはそれほど多くない。しかし、今回は違っていた。
早百合「あぐううううう!!!」
絵理菜「くうあああ!!!」
ダメージは大きい2人だったが、攻撃を止めようとはしない。
このみ「このままじゃ・・・・・・」
目に見えてボロボロになっていく早百合・・・・・・。当然早百合の攻撃を食らっている絵理菜もボロボロだった。顔は腫れ、鼻血が服にこびり付いている。腕や足にはあざができ始めている。
そんな親友を見て、ひとみの心が痛んだ・・・・・・
- 2011/12/01(木) 05:46:45|
- 東雲大学|
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