Part4 更新します。
イラストはAyaさんという方に協力の上、描いていただいております。
みなさま、是非Ayaさんの描いたイラストへの感想もお願いいたします。
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こちら
○ゆずなの主人サイド
ゆずな「は~い」
ドアノブに手をかけるゆずな。
かおり「こんばんは」
まず相手の女性の茶髪が見えた。そこから徐々にドアが開き、全身が明らかになる。まさかという気持ちで息を呑んだ。世の中に2人と存在しないだろうと思ったゆずなに、優るとも劣らない肉体。奇跡のような対面だ。
これだけとてつもない魅力を自身が持っており、それに近いものを持つ者がいるなら、それは寧ろ争って当然なことなのかもしれない。
驚きを顔に出さないようにできるだけ冷静さをふるまっていたが、おそらく上手く演じ切れていないだろう。おそらく私は、今入ってきた相手方のご主人と、同じような顔をしていると思う。
お互いの娘はこの奇跡に何も感じていないようだが……いや、向こうの娘さんはちょっと違うか……
そんなことを考えている間に、今にも火がおこりそうな睨み合いがゆずなとかおりさんの間で続いている。
笑顔で睨み合っているというのが、逆に狂気じみている。この前の闘いで勝ったとは言え、様々な屈辱を味あわされたであろうゆずなも、相手への憎しみがあるだろう。負けたかおりさんは心底怒りが沸いているはずだ。
それにしても、こんな女性によく勝ったな、ゆずなは。
女性とはこんなにも表情を隠しながら、相手を殺すような目線を送れるものなのだろうか。
大きすぎる2つの爆乳が、真正面からぶつかった。あのまま絞めあったら、確かに死ぬほど苦しいだろう。「お互いに」だが……
いつお互いが手を出してもおかしくない。その状況で、まずはゆずなが口を開いた。
ゆずな「あらぁ!あのときみたいに無様に醜態を晒しに来てくださったんですね♡」
ストレートに挑発するゆずな。目線は同じ高さだ。潰れ合った2つの爆乳が、今にも弾けそうだ。
かおり「いいえ~あなたの体を辱めに参りました」
敵意を隠そうとしない両者に、想像を絶する激しい闘いがこのあと起こることを、予感させた。眼が光っているような輝いている。
ゆずな「どんなことしてくれるんですか、負け犬の奥様?是非中でゆっくり聞かせてくださいな」
かおり「もちろんですよ。逝き潮大噴射先生にしっかり教えてあげますわ」
ゆずな「口に気をつけた方がいいと思いますわよ。あの時よりもっとひどいお顔になりますから。ふふふ……」
かおり「まあ、嬉しい。私もたーっぷりお返ししてあげますから、ご安心くださいね。うふふ」
息が詰まりそうな圧力を感じる……
ここまで言い合って、ようやく彼女たちはリビングへ向かった。私も「どうも」といった風に、ご主人に頭を下げる。顔を見るのは今日が初めてだ。
後でじっくり話を聞いてみたいところではある。
それにしても彼女たちの挑発合戦は非常に見ものだ。しっかり主張を聞かなくてはね。
お越しくださった、ご主人と娘さんを連れて私もリビングへ向かった。
★★★
○かおりの主人サイド
豪華な家の、大きなソファに私と娘は座った。妻とゆずなさんは立って話をしている。話しているというより、その口は今にも噛みつきそうなトラッシュトークを繰り広げている。一見丁寧に見える言葉を使っているところがさらに恐ろしい。
それにしても広い家だ。ゆずなさんの主人も相当なやり手ということが見て伺える。
ゆずな「見えますかーあれ」
ゆずなが指を指した先には、透明のガラスで四方を囲まれた6m×6mほどの部屋が見て取れた。床はマットか何かに白いシーツが敷かれていて、まるで部屋全体がベッドのようだ。
かおり「あら?先生の処刑台ですか?」
ゆずな「いいえ~あなたの無様な姿をさらすステージですよ。外からばっちり中の様子が見えるようになっています。あなたの恥ずかしいところもね」
かおり「あー楽しみ、先生のあそこのお肉をガラスに叩きつけるのはね。娘さんにも旦那さんにもしっかり見てもらいましょうね」
ゆずなさんの眉がぴくっと動いた。赤い目が怒りを帯びているようで怖い。もともと赤い目をしているのだろうが。
ゆずな「わたしのお乳で窒息したあとのお漏らしを見てもらう、っていうのはどうです?どちらが強いか示すいい姿じゃありません?」
かおり「あら?どうして前みたいに勝てると思ってるのかしら」
ゆずな「私の方が上だからですけど?負け犬さん?」
かおり「わかりました。逝き果てたあと、吐くまで乳固めコースでいきますね」
ゆずな「日本語通じないんですか?私の方が強いって言ってるのに。そこから教育しないといけないんですか?本当に世話が焼けますわ」
かおり「んふふ……根拠のない自信をお持ちね」
嵐のような罵声が飛び交うのを、夢中で聞いていた。ゆずなさんの主人はこういうことは慣れているのだろうか。比較的落ち着いて見ているように見える。
ゆずな「私は愛する主人と何度も濃厚なSEXをしてますから~あなたたちと比べないでくださいな」
その時かおりの中で何かが切れたのに私は気が付いた。かおりはお茶を取ろうと手を伸ばす。
ゆずな「あら?あなたはあまり飲まないでくださる?あんまり派手にお漏らしされてもこまりますので♡」
かおりの目が本気になった。お茶の入ったカップを取り、その中身を口に運ぶそぶりもなく、ゆずなさんの顔面にぶっかけた。ゆずなさんの前髪から、お茶がぽたぽたと垂れる。ついにやってしまった。
かおり「ご心配なく。飲む気もなかったので♡」
特に声をあげることはしないゆずなさん。
彼女は自分の顔を拭くことなく、お茶の入った自分のカップを掴んだ。そのカップを高く上げ、ゆっくりと中身をこぼした。かおりの頭に上に。かおりも一歩も動かない。少し笑みが消えた2人が、対峙し睨み合う。
空になったカップをゆずなさんは机に置いて、濡れた服を脱ぎ始めた。白いシャツから覗く黒い下着が美しく大人の魅力を引き立てている。口から唾液が垂れているのがここから見てもわかった。
ゆずな「もう一度、女の格の違いを体に教えてあげますわ♡」
かおりも同様に服を脱ぎ、純白の下着だけになった。自分で弄った乳首から、母乳がすでに少し飛び出している。自分を押さえるのに必死……というより抑えきれていない。
再び笑顔で対峙し、睨み合いを続ける2人。
かおり「楽しみですわ~その自信が絶頂とともに砕ける瞬間が♡」
かおりの発言のあと部屋が静まり返った。
永遠に続く睨み合いがはじまったかと思いきや、スパーーーーンといういい音が鳴った。
気が付けば、ゆずなさんがかおりの顔を平手ではねている。
スパーーーーーーーン!!!!!!
かおりが当然仕返しする。ビンタを喰らった時の声をどちらも一切もらさない。そして少しも逃げない。
パチーーーーーン!!!!
パーーーーーーーーーーーン!!
バチーーーーーーーーーーーーン!!
パーーーーーーーーーーーーーーーン!!
パッチーーーーーーーーーーーーン!!!
パーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
ビンタ合戦と言えるレベルではない。ノーガードの殴り合いに近い。顔が一気に真っ赤になるが、相手をキッと見据えている。
相手への憎悪を力任せに打ち合う2人……
お互いの頬を弾き飛ばし合う音がいつまで続くのかと5分ほど待った時、2人がようやく手を下ろした。
お互いに唇を切ったのだろう……口の端から一筋の血が流れていた。
耐えきれず、ふと、横を見ると子供たちは仲良く母たちの喧嘩を見ている。流石この妻たちの娘だ。精神的に似ている部分がある。特に神奈は楽しそうだった。
ゆずな「あなたぁ~この女死ぬ覚悟があるみたいなんで、あの部屋に入りますね。見ていてくださいな」
ゆずなさんが自分の夫に声をかけ、ご主人が頷いた。
かおり「あなたもよ~く見ていて。この女が私に屈するところを。必ず勝ちますから」
私もうなずいた。
彼女たちはその後、自分の娘を抱いてキスをした。神奈はもう興奮して体が震えていた。
例のガラス部屋に向かう前に、2人は一糸まとわぬ生まれたままの姿になった。いや、娘たちからプレゼントされたであろうヘアピンだけは2人とも身に着けている。そう、ゆずなさんにも娘からプレゼントされたことは私も知っている。
至高の肉体と肉体が今からぶつかり合い、優劣が決まる。
かおり「あなたの女の部分、全部壊してあげますわ」
ゆずな「やってくださいな。返り討ちにしますので」
2人はガラスの決闘場へ入った。完全に密閉されたその空間は決闘にふさわしい。
かおりもゆずなさんも、体のあらゆるところを伸ばし始めた。決闘の前の準備運動である。
私たち観戦者は用意された椅子に座って、その闘いを見守る。もちろん見やすいところに移動して観戦することは可能。向こうの声も、こちらの声も聞こえるように設計されている。ただのガラスではなく、薄い上に強度があるらしい。
ガラスを軽く叩きながらそんなことを考えていたら、中の2人が円を描きながらゆっくりとガラスの部屋の中を歩き始めた。お互いに相手の生の肉体をじっくりと観察する。
どぴゅっ……
ゆずなさんのおっぱいから、白いミルクが飛び出た。彼女の肉体の興奮も最高潮に達しているようだ。その乳首はこれ以上ないほど勃起している。相手を喰らおうと肉体が相手を求めている。ゆずなさんがその飛び出たミルクをペロっと舐める姿が印象的だった。そのあと、彼女がぐーっと背を伸ばすと、ぼみゅん、ぼみゅんと爆乳がはねた。まるで巨大なスイカだ。興奮で膨れ上がった胸には、よく見るとおそらく前回のかおりとの死闘で負ったと思われる痣が見られた。その赤みが寧ろ完成された彼女の肉体を引き立てる。
まちがいなく、国宝級の肉体である。
かおりはその姿を見て何を感じているだろうか……
答えは簡単で、彼女の身体もゆずなさんを喰らおうとしている。乳首を勃て、先端からは母乳が少し流れる。かおりもゆずなさんに傷つけられたであろう痣がいくつか目立ったが、この闘いが終わった後、そんな痣がどうでもいいくらいに小さいものことは、今から想像がついた。
ゆずな「この部屋はですね……別名がありますの。その名も『雌獣の檻』……ご近所にも評判ですのよ」
かおり「へぇ……果たして相手を食い殺すのは……どちらでしょうねぇ?」
かおりが頭の後ろで腕を組み、爆乳を震わせる。少し湿った肉体がライトに照らされ、宝石のように輝いて見えた。
ゆずな「ふふ……今までだって、ここで何度も獣のように闘いは行われましたわ。でも食い殺すのはいつもわたし。屈服した表情を見下ろすのは、いつもわ・た・し♡何が言いたいかわかりますよね?」
どちらかが壊れる。
それが信じられないほどの美と美が今目の前にある……
―そして2人の円を描くような動きが止まった。
ゆずなさんが、お尻を上げ顔をマットに近づけた。相撲のようだ。
偶然だが、ゆずなさんのお尻の穴がこちらから丸見えになる。遠くでかおりも同じような体勢を取っている。
息をのむ自分の音が聞こえた。
バチーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
次の瞬間、2人の体が爆発したかのような音を立て衝突した。
- 2019/01/25(金) 23:36:15|
- 雌獣の檻|
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