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さくらのキャットファイト小説

マイナーなフェチであるキャットファイト(女同士の喧嘩)の小説を投稿していくブログです! 意見・感想なんでも言ってください!

ハイスクールナイト Part7

・短いですが、少し早めのペースで更新する予定です
・★★★が出たら、画面が変わります
・視点がころころ変わったり、あえてぼかしているところもあるので、わからないことがあったらコメントで聞いてきてね


寧々「う~ん、ここまで腰を捻ったほうが、おっぱいが協調されるわね」

何万回とやってきたポージングを鏡で見直す。アイドル業は日々の努力がつきもの。いつか私以外のアイドルみんな叩き落してやるから覚悟しなさいよ。

寧々「ふ~ちょっと休憩」

ベッドに腰を落とした時、窓から「ドン!」っという音が聞こえた。
「ふぇ?」

振り向いたときには目の前に、視界いっぱいのお尻が見えた。

寧々「どわああああああああああああああ!!!!わあ!!!わあああ!!」

世界がゆっくりになったように感じ受け止めようとするが、顔面にそれを食らった。ベッドの上に敷きつぶされる形でのしかかられる。

はるか「寧々!これ見て早く!!」

声と態度でこの人物がはるかだってことはわかった。スマホを頬に押し付けながら何かを見せようとしてくる。今をときめく女子高生としては信じられないが、はるかは自分のスマホを開くこともできないほど機械音痴だ。
でもそんなことに、かまってられないくらいはるかのお尻の下敷きになった私のお腹が悲鳴を上げている。

寧々「じ、じぬ……のいで……」

★★★

「初音から青い鳥が来た」

はるかのその言葉だけで何を言ってるかのピンときた。今世界中で流行っているSNSだ。そういえばはるかにも無理やり始めさせた記憶がある。
仕方ないからはるかの代わりに操作して、ログインした。

寧々「は?」

はるか「何!?どうしたの?」

この女……!現役のグラドルJKのあたしと同じくらいフォロワーがいるじゃない!しかも投稿してるのは、初音って娘とパンケーキ食べてる写真2,3枚だけ!付いてるコメントも一から十までぜ~んぶ好意的なコメントばっかり!ちょっと顔と心が綺麗だからってこんなのずるじゃん!

はるか「ねぇ、ちゃんとやってくれてる?」

寧々「う、うん。やってるよ~難しいなぁ」

はるか「あと、なんか通知がいっぱい来るから切ってくれるとうれしい」

きーーーっ!!高度な煽りを受けながら、設定をオフにしてあげた。ついでにさっきあたしが1時間かけて投稿した際どい自宅グラビア画像をリツイートしておいた。

一息ついて、あたしは初音ちゃんの投稿を確認しにいった。
文字だけでこう書かれてあった。

「命を奪いかけた罪を死で償います」

思いがけず、声に出して読んでしまった。悲しい文字の並びに笑顔が消えて瞳孔が開く。なぜか手が震えてきた。さっきはるかとパンケーキを食べている笑顔の写真を見た後だからだろうか?あんな笑顔を作れる娘に何があったのだろう……

はるか「初音がそう言ってるの?」

寧々「……わからない。わからないけど、そう書いてある」

目を伏せているその隣で、はるかが立ち上がった。

はるか「そう。ありがとう」

寧々「ちょ、ちょっとどこ行くの!?」

はるか「決まってるでしょ」

力強いまなざしが私に向けられた。

はるか「初音の無実を証明する」

寧々「そうは言ったって……自分で認めてるんだよ!?自分がやったことを……」

はるか「あの娘がなんて言おうと、私は初音を信じてるわ……初音自信よりもね。」「初音が人を護るため以外に力を使ったことは、これまで一度だって無いのよ」

寧々「じゃあ、何が起こってるの?私たちの学校で」

握り絞めてある拳から、血がにじんでいるのが見えた。

はるか「誰かが裏で手を引いているわ。心当たりもある」

夜桜薫……すぐに彼女の顔が思い浮かんだ。3か月前、決闘会議ではるかと対立した女。事実上の支配者。

はるか「じゃあ」

と言って、窓からまた帰ろうとするはるか……

寧々「ちょっと。あたしに何か言うこと無いの」

はるか「……いろいろありがとう」

はるかがまた窓を見た瞬間、足を引っ張り込んだ。ベッドにうつ伏せに引き倒して、背中に腰を落として顎に両手を掛けた。思い切り後方に引っ張って、はるかの背中を反り上げる。

寧々「あたしを連れて行くんだよ!!!!!なんでそんなに不器用なのよおおおおおおおおおおおお!!!!!」

はるか「うぐうううううううう!!!」

寧々「私を連れて行くまで極めるからあああああ!!!!」

はるか「はぁはぁ……ついてきて……くれるの……?」

手を離すと、バタッと倒れた。

寧々「当たり前でしょ!!友達じゃないのよおお!!」「それにあたしと、はるかが組めば無敵じゃん!」

背中から降りるとはるかが立ち上がって、パンツを直す。

はるか「異論は無いわ」

寧々「へへっ。ちょっとは元気になったじゃん」

はるかからも少し笑みが見えた気がする。あたしも水着を着なおした。

はるか「行きましょう、夜の学校へ」
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  1. 2020/10/14(水) 00:45:08|
  2. ハイスクールナイト|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:3

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コメント

こういう展開好き!!

さくら様、早い更新お疲れ様です!!
この展開は自分が好きな展開ですね~。最近は気持ちが以前と変わりすぎたので
最終的にはハッピーエンド的なキャットファイトのほうがいいな~
と好きな方向性も変わってしまったので、まだどうなるか分かりませんが、
凄くこの章は好みです!!さあどうなるか!!
続きが待ち遠しいです!!
  1. 2020/10/14(水) 05:13:07 |
  2. URL |
  3. 裏行戯 #mQop/nM. |
  4. 編集

Re: こういう展開好き!!

ありがとうございます。
今回書きたいことを書きたいようにやってますw
  1. 2020/10/14(水) 20:25:27 |
  2. URL |
  3. さくら1511 #- |
  4. 編集

さくら様が楽しめるが一番です!!

さくら様が楽しんで書かれるのが一番ですし、感情を移入しすぎずに
読むようにしていますが、今回はファイトというよりもストーリーが
強いので斬新で楽しんでいます。

文才がさらにアップしていて本当に読んでいて魅せられています。
お笑いもあって、重い内容に冗談が混じっていて本当に続きが
楽しみです。次はシリアスかな~
  1. 2020/10/14(水) 22:30:22 |
  2. URL |
  3. 裏行戯 #mQop/nM. |
  4. 編集

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