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さくらのキャットファイト小説

マイナーなフェチであるキャットファイト(女同士の喧嘩)の小説を投稿していくブログです! 意見・感想なんでも言ってください!

握手

続きです


お互いにガタガタの足で歩み寄り、パンチを打ち合った。まず絵里奈の振りかぶった拳が早百合の頬を張り飛ばした。それに対しややカウンター気味に、パンチを打ち返す早百合。

絵里奈「ぐっ……!」

怯んだ絵里奈の空いたお腹に……

早百合「ごのおおお!!!!」

絵里奈「んえええええ!!!!!」

パンチを突き刺した早百合。深く突き刺さった早百合の拳……絵里奈の膝が折れて、鳩尾を抱えながらダウンした。苦しそうな表情と悲鳴を上げる絵里奈。

早百合「はぁはぁはぁはぁ!」

口元を拭う早百合……倒れた絵里奈は、その5秒後には再び立ち上がった。

絵里奈「んあああああああ!!!!」

早百合の顔面をワン・ツーのタイミングで殴る!さらに早百合が踏み込んで放ったパンチを交わし、そしてその顎にアッパーを放った。

早百合「がああああああああ!!!!!」

意識が飛びそうな勢いで早百合の体が浮かされた。仰向けに倒れ綺麗なダウンを奪われる早百合。しかし、すぐに両手を着き立ち上がる。

ここからはそんな闘いが続いた。

早百合「おらああああ!!!」

絵里奈「んはっ!!がああああ!!!!!!」

早百合はほとんど密着した状態から、絵里奈の巨乳の谷間を通したアッパーを浴びせた。

ばたっ!
崩れ落ちるようにダウンする絵里奈……

どちらかが殴り合いに勝ち、一方をダウンさせる。

絵里奈「やああああ!!!!!」

早百合「んぶ!!!おええええええええええええ!!!!!!!」

絵里奈が膝蹴りと同時に、体が曲がった早百合に肘打ちを食らわせた。胃液を吐きながらダウンする早百合……

それでも立ち上がった早百合は、絵里奈の頭を壁にぶつけるようなパンチを放ち、絵里奈を10秒間ダウンさせると……

これまた立ち上がった絵里奈の裏拳が早百合の頬を張り飛ばし、早百合を畳に倒れ込ませる……

ダウンされた方は、意地でも起き上がりダウンを奪い返した。

そんなことを繰り返し、ついに2人は抱き合った。クリンチ状態になり、お互いのパンチに威力が入らない。泣きながら、2人はお互いの体を少し離した。相手を片手で掴んだまま、2人は相手の腹を殴り合った。自分の殴られる痛みはかえりみず、相手へのダメージの蓄積だけを狙う。
当然激痛が伴い……

早百合「んんんんん!!!!んえええええええええええ!!!!!」

絵里奈「うえええええええええええ!!!!!」

同時に苦しみの声を上げた。
ここで一瞬息が止まった早百合の攻撃が緩んだ。絵里奈の肩に顎を乗せ、パンチを止める。だが、その瞬間絵里奈の腹に膝蹴りが飛んできた。

絵里奈「んぼお!んあああああああああ!!!!!!!」

しかも連続で……

絵里奈(あれだけ、4の字で痛めつけあって……なんでここまで……動けますの……?)

早百合「んおおおおおお!!!!!!!」

怒涛の膝蹴りのラッシュに絵里奈も受けきれない……

ピキィィィィィィィィ!!!!!!

絵里奈「きゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

絵里奈に電撃のような痛みが走った。密着戦の最中に絵里奈の太ももに早百合の膝蹴りが入っていた。痛みのあまり立っていられなくなる絵里奈。積み木がくずれるように、絵里奈が崩れ落ちた。

早百合「んぐうううううううううう!!!!!」

しかし絵里奈と同時に引きずり込まれる早百合……絵里奈はもう自分が立てないことはわかっていた。グランドで絡みつき、勝負に持ち込む……

早百合「んむううううううう!!!!!」

早百合の顎を腕で抑えつけ、その状態で体を固めた。途中に何度も殴られたが、関係ない。ここで決めなきゃ勝てない。絵里奈は自分で自身のブラジャーをずらした。殴られて真っ赤に染まっている絵里奈の巨乳がボロンと飛び出した。

絵里奈「はじめから……わかっていましたわよぉ……あなたが正しかろうが、間違っていようが……絶対に譲らないことは……」

早百合を抑え込みながら、その巨乳を口元に押し当てていく絵里奈……!
ボロボロと涙を流す。

絵里奈「だったら……わたくしができることは…………」

むぎゅううううううううううううううう!!!!!!!!!!

絵里奈「あなたに……認められるには……完全に屈服させるしか……ありませんのよお……!!」

ぐいぐいと胸を押し付け早百合の呼吸を奪う。同じく涙を流しながらその胸を掴んで押し返そうとする早百合……

早百合「んぶううううう!!!!!ぶ!ぐぶ……!!!」

絵里奈「あなたに勝つしか……ありませんのよおおおお!!!!!」

これだけ疲労して息ができないのは、いかに体力のある早百合でも辛すぎることだった。しかもライバルの胸の下で窒息するなんて、早百合にとってはとてつもない屈辱だった。そういう攻撃だからこそ、絵里奈は仕掛けた。完全に早百合に負けを認めさせるために……

早百合「んぶ!んぶ!んぶうう!!んぶううう!!」

絵里奈「おちろおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

渾身のブレストスムーザーで勝負に行く絵里奈。数十秒間、無呼吸状態が続いた早百合だった。乳を掴んで変形させても、それ以上の力で押し付けてくる。手をプルプルさせながら絵里奈の乳を掴んで、必死に持ち上げた。させまいと全体重を掛ける絵里奈だったが、それでも跳ね返してくる早百合……そのことにまた大粒の涙をこぼす絵里奈。そんな攻防の末、ついに早百合の手が絵里奈の胸を押し返し、その隙間から呼吸を得た。ぐにゅううううう!とその乳を引っ張り、ブレストスムーザーを回避する早百合……

早百合「ぷはあああ!!!ああああ!!!あああああああああ!!!!!」

ガン!

絵里奈「かはっ!」

突然の頭突きに絵里奈は怯んだ。その隙に早百合は絵里奈の下を滑りぬけた。全力を尽くして消耗しきった絵里奈の体を抜け出すことは容易だった。お互いに息がひどく荒れている。膝立ちになって近づく2人……

ぐき!くき!

絵里奈の右手と早百合の左手が、クロスカウンターを描いた。

絵里奈「がっ……」

早百合「ぶっ……」

激しい痛みが流れ込む。

早百合「があああああああああ!!!!!」

絵里奈「んぎいいいいいいいいい!!!!!」

と、同時に激しい悲鳴を上げた。

さらにお互いにもう一発……逆の手を引き、相手を睨みながら、全力で相手の鳩尾に……

ずどん!!!!!
ずしん!!!!!

パンチを打ち込んだ。

早百合「……うぷ……」

絵里奈「……か……!」

内臓を痛めそうなほどの強い一発……
両者、白目になって前に倒れる。口からはもうすでに唾液ではなく、胃から逆流した胃液が流れていた。両者の額がガツンとぶつかった後、2人の体は崩れ落ちた。

道場がシーンと静まり返った。先ほどの死闘が嘘のような静寂が訪れる。



数十分後、意識を取り戻した2人がゆっくりと起き上がり、壁を背にして座り込んでいた。2人ともすでに闘える様子ではない。腹や顔や胸、殴り合った部分はどこも赤く腫れていて、4の字固めを極めあった足は痛々しい青で染まっていた。目元も腫れあがり、ボクシングの試合の後のような姿だった。荒い呼吸を繰り返し、それでも相手からは目を離さず睨み合っている。その状態で絵里奈が小さく動いた。

まだやる気か。本気でどちらかが死ぬまでやり合うつもりかと、早百合が感じた時、

絵里奈「もういいですわよおおお!!!!!!勝手にすればいいじゃない、バカ!!!!」

絵里奈が叫んだ。大きな声に朦朧としていた早百合の意識が覚醒する。

早百合「なによ!今日仕掛けて来たのはあんたでしょ!!!!!!!!」

早百合も反論する。そんな早百合を、絵里奈は座ったまま足の裏でゲシゲシと蹴った。

絵里奈「うるさい!!!あなたが元気なら、別にそれでいいのよ!!!!!それがなんでこんな痛い思いしなきゃいけないのよ!!!!!!ばかぁ!!!!あっち行きなさいよおおおお!!!!」

早百合「…………それはお互い様でしょ!ふん!」

早百合は立ち上がった。道場のシャワーを浴びに、よろよろと歩きだす。

絵里奈「わたくしは……ほんとうに……」

下を向いてうつむくと、涙目になっていた自分に気づいた。
結局何も変えることができなかった自分が悔しかったのだ。
目に溜まった涙が、手の甲に落ちた。

絵里奈「うぅ……」


そんな絵里奈のぼやけた視界に、早百合の手が映った。


涙を拭きながら顔を上げる絵里奈。

絵里奈「…………なんですのよ?」

早百合「……手、出しなさいよ。……動けないんでしょ?」

顔を背けたまま手を差し伸べる早百合。
ぱしっ!と早百合の差し出した手を払いのける。

絵里奈「なによ今更!」

早百合「うっさいわね!!今回は私もちょっと悪かったわよ!!シャワーまで連れてってあげるから手、出しなさいよ!」

もう一回手を差し出す早百合。

絵里奈「いりませんわよ!そんな手助け!」

パシンとまた手を弾く……

絵里奈「大体!あなたが意地張ったのが、すべての原因でしょ!?偉そうにしないでくださる?」

早百合「……だから謝ってるでしょうが!」

ふーっと息を吐く絵里奈。

ぎゅううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!

絵里奈「……謝っているようには聞こえませんのよ!こんの!!」

絵里奈は早百合の差し出した手を握った。ただ握っただけではない。手がきしむほど思い切り握った。

早百合「痛っ!!やったなこの馬鹿力!!!」

仕返しに早百合も力を込め返した。
ミチイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!

絵里奈「っつ!!服を破くような女に言われたくありませんわよ!!!」

早百合「んにいいいいい!!!!」

絵里奈「痛!んぐうううううう!!!両手使いましたわね!!!!!」

早百合「いたたたた!!!!爪はずるいでしょ!!!!このおおお!!!!!」


いつの間にか握力を比べ合っていた2人……しかし、さっきの死闘のような雰囲気ではない。半分照れ隠しのような喧嘩だった。
その後、闘い疲れた2人はシャワーを浴びに歩いて向かった。
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  1. 2014/10/22(水) 01:17:13|
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  4. コメント:8

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コメント

神作。\(^o^)/
  1. 2014/10/22(水) 10:41:51 |
  2. URL |
  3. ジェッターズ #- |
  4. 編集

Re:

ジェッターズさん、コメントありがとうございます!
そう言っていただけると、すごく嬉しいです!
  1. 2014/10/23(木) 01:46:33 |
  2. URL |
  3. さくら #- |
  4. 編集

今回は打撃技が多かったですね。
打撃技は絡みが無い為、好みがわかれますが闘いの真剣さが伝わって来ました。
続きも楽しみにしています。
  1. 2014/10/25(土) 23:44:42 |
  2. URL |
  3. まりも #- |
  4. 編集

ゆちゃんの妄想ワールドをやっております憂です。
実は今書こうとしている親vs親 子供vs子供がかなりかぶってしまいますが構いませんか?嫌なら嫌と言っていただいて結構です。中学生のころからの妄想なんですよね・・・わら
なので爆乳親子キャットファイトを見たときはすごく興奮しました!
よろしければリンクさせてもらってもよろしいですか?
  1. 2014/10/28(火) 21:20:15 |
  2. URL |
  3. ゆー #- |
  4. 編集

殴りあった後の状態が生生しいww
思わず読んでいて「うひぃ」と言ってしまいました。
鮮明にイメージさせられる素晴らしい表現でした!
  1. 2014/10/29(水) 01:16:29 |
  2. URL |
  3. マインドファイト #w7AR/07Q |
  4. 編集

Re: タイトルなし

まりもさん、コメントありがとうございます!
打撃は打撃で僕はすごく好きです!真剣さが伝わって何よりです
続き少々お待ちください

> 今回は打撃技が多かったですね。
> 打撃技は絡みが無い為、好みがわかれますが闘いの真剣さが伝わって来ました。
> 続きも楽しみにしています。
  1. 2014/10/29(水) 23:11:04 |
  2. URL |
  3. さくら1511 #- |
  4. 編集

Re: タイトルなし

ゆーさん、コメント遅くなって申し訳ありません!
小説読んでもらってありがとうございます!
親vs親 子vs子書いてもらって全く問題ありませんよ。是非お願いします!
書き終わりましたら、見に行かせてくださいw

リンクの件ももちろんOKです!
こちらからも繋がせていただきます!

> ゆちゃんの妄想ワールドをやっております憂です。
> 実は今書こうとしている親vs親 子供vs子供がかなりかぶってしまいますが構いませんか?嫌なら嫌と言っていただいて結構です。中学生のころからの妄想なんですよね・・・わら
> なので爆乳親子キャットファイトを見たときはすごく興奮しました!
> よろしければリンクさせてもらってもよろしいですか?
  1. 2014/10/29(水) 23:15:05 |
  2. URL |
  3. さくら1511 #- |
  4. 編集

Re: タイトルなし

マインドファイトさん、コメントありがとうございます!
ドロドロした感じを描いてみました!伝わってよかったです

> 殴りあった後の状態が生生しいww
> 思わず読んでいて「うひぃ」と言ってしまいました。
> 鮮明にイメージさせられる素晴らしい表現でした!
  1. 2014/10/29(水) 23:15:58 |
  2. URL |
  3. さくら1511 #- |
  4. 編集

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