お疲れさまです
みぎからさんとの共同作品の続きを投稿していこうと思います
もうすでにPart1は投稿したのですが、しばらく間が空いてしまったので、最初から合わせて掲載しています
イラストは全てみぎからさんの作品です!注目です!!
僕は今まで通り駄文を書いていますw
それではどうぞ!
ここはとある女子高。この高校で、若い娘の体力維持・増強の対策として、新しい活動が企画された。その企画は、「雌猫会(めすねこかい)」と呼ばれるものである。雌猫会とは、高校内の全敷地を会場にして、女の子に決闘を行わせようという企画である。女の娘が喧嘩するその姿から、雌猫会と呼ばれていた。この雌猫会は月に1回行われる活動で、風邪や怪我が無い限り強制的に参加させられる。全校生徒200人・・・・・・運動が苦手な娘も喧嘩が嫌いな娘も、一斉に決闘を行う。
決まりとして、どの生徒も必ず誰か1人とは戦わなくてはならない。それは学年が違ったりクラスが違う娘でも構わない。しかしとにかく1回は戦いをしなければならない。戦いが終わって、まだ力のある娘はまた別の娘と戦いを行なっていいことになっている。
ファイトに関するルールは以下のようになっている。
1、 戦いは全員全裸になって行う
これは、ヒートアップして制服や体操服が破けることをさけるためである。
2、 噛み付きと股間への攻撃の禁止、武器の使用の禁止
戦いがすぐに終わらないためのルールである。顔面への攻撃は禁止しない
3、 ギブアップ、あるいは失神すると負けである
ただし、開始早々にギブアップすることは許されない。校内に設置された監視カメラで、試合の様子はすべて監視されているので、そのような行為はすべて明らかである。なお、そういった場合再び誰かと戦うことが強制される。
その雌猫会が今行われていた・・・・・・
美春「うぅ・・・・・・いやだなぁ・・・・・・」
2年1組の佐々木美春は学校の校舎裏にまで来ていた。大多数は教室や体育館で戦うのだが、大勢の人が必死で絡み合って戦っている気迫に押された美春は、外まで来ていた。ミディアムストレートの髪をなびかせ、ただただ外を歩く。そう教室や体育館からはできるだけ遠くに・・・・・・・特に教室には友達や知り合いがたくさんいる。そんな娘たちと戦うなんて美春には無理だった。
美春は身長160cm。体重45キロ。スリーサイズはB85W58H86。大人しい性格で、喧嘩なんてやったことはなく、この雌猫会も嫌で仕方なかった。部活に吹奏楽部をやっている。
誰もいない校舎裏・・・・・・と、思っていた矢先に前から一人の女の娘がやってきた。美春もよく知らない女の娘だった。
空(だれかいる。同じ2年かな?)
美春の前からやってきたのは、2年2組の向井空。2人は学年は同じであったが、互いに面識はなかった。
空は身長158cm。体重44キロ。スリーサイズはB80W57H86。髪色は薄い茶色で、ツインテールにしていた。部活はバスケをやっていて運動は得意ではあるが、こういった喧嘩は全く好きではない。もちろん今まで人を殴ったことはなく、喧嘩もしたことはない。そのため当然友人を殴るなんてできずに、校舎裏まで来ていた。そう、美春と同じ理由である。
美春(近づいてきてる・・・・・・)
空(こっち見てる、この娘)
美春も空も歩を止めた。お互いの姿をまじまじと見つめ合う・・・・・・
空(この娘は、そんなに強くなさそう)
美春(痛いの嫌だけど、この娘なら大丈夫かも・・・・・・)
もじもじしてる2人だったが、最初に空が口を開いた。
空「ね、ねえ。私と戦わない?ちょうど探してたし・・・・・・」
美春「い、いいよ。」
2人ともこの後、殴ったり殴られたりするかと思うと緊張していた。声が震える。だが何とか戦う相手が見つかった。
空「じゃ、じゃあ始めるよ」
美春「う、うん。い、いいよ・・・・・・」
とは言ったものの、2人ともどうすればいいのかわからなかった。向かい合ったまま時間だけが過ぎていく・・・・・・
美春「ううぅ・・・・・・」
戸惑う美春・・・・・・そんな中ついに空が動いた。
空「このっ!!」
美春「きゃあ!!」
スパーーンと美春の頬を空の手がはねた。いい音が校舎裏に響いた。じーんと痛みが頬に染み込むように伝わる・・・・・・
美春(いたい・・・・・・思ったよりずっと痛いようぅ・・・・・・)
ビンタされた左の頬を抑えて涙目になる美春。今まで受けたことのない痛みにショックを受ける。
空「ほら!!」
美春「いやあああ!!!!」
逆の頬をビンタされた美春・・・・・・
美春「いたいぃぃぃ!!!!!」
顔が赤くなる美春・・・・・・想像を超える痛みに、唇を噛み締めた。
空「な、なによ!根性なし!痛いならやり返―――!?」
パチーーーーーン!!!!
美春は両手で空の頬を打ち返した。顔を潰すように左右から同時にビンタしたのだ。
美春「やったなこの―――!!!」
パチン!!
空「やったからなに!?」
パチン!!
お互いが相手の頬にビンタを打ち合った。
美春「きゃああああああ!!!!こんのおおおおおおお!!!!」
顔の痛みと悔しさでいっぱいになった美春は、思いっきり手を振り上げ頬をひっぱたいた。
スパーーーーーンと、空の顔がはねられる。
空「っつううう!!!なによおお!!!!」
パーーーーン!!!!
美春「あああああああああああ!!!!!くうううううううう!!!!」
パン!パン!パシーン!パシーン!!!
空「んううううううううううううう!!!!!!!くそおぉ・・・・・・」
美春「はあ!はあ!はあ!いたああああああああい・・・・・・」
パン!!パン!!
空「はぐううううう!!!!」
美春「きゃううううう!!!」
延々と続くお互いの顔へのビンタ・・・・・・顔が2人ともパンパンに腫れ、熱くなった頬がヒリヒリと痛み始める。いつしか喧嘩が嫌いだった2人は、お互いに負けまいと必死になっていた。戦うなんて考えたこともなかったが、今では目の前の相手に絶対に負けたくなかった。
相手の顔が真っ赤になろうが、容赦はしない・・・・・・
- 2012/08/02(木) 01:13:32|
- 雌猫会|
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コメント:2
マークさん、コメントありがとうございます
挿絵があるとちょっと違う感じになっていいですよね!
早めに投稿しますので、よろしくお願いします
> とってもいいです!!続きが気になります!!
- 2012/08/04(土) 20:53:59 |
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- さくら #- |
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