今回からvsECF大学編です
よろしくお願いします
決戦当日。若干緊張した面持ちで、東雲大学の選手たちは会場に足を運んだ。今回の会場は金網で囲まれていて、脱出する方法はない。そして今回の試合のルールはデスマッチだった。相手を気絶させるまで試合は続く・・・・・・まさにやらないとやられる女の戦いだった。しかも今回は1vs1で試合が行われるが、試合に勝っても次く試合に参加することができる。いわゆる勝ち残り方式で試合が進む。先鋒から大将まですべてが気絶させられ、全滅したチームの負けである。武器の使用は認められないが、顔面への攻撃・噛み付き等も許可され、激しさは今までの戦いよりも格段に増す。何をしても勝てばいいデスマッチ。その戦いに相応しく、全員が強制全裸で戦わせられる。
東雲大学の最大の挑戦が今始まる。
沙枝「きゃはは!随分かわいい娘達が残ってるね。何?やっぱ今年の大会ってレベル低いの?」
スタイル抜群、金髪、巨乳。ECF大学、滝下沙枝がそうあざ笑う。2年にしてECF大学No2と言われる美少女である。実力は本物で、特に肉弾戦においては他校には負けたことがないほどの腕前だった。
玲奈「沙枝、それ失礼。」
調子に乗る沙枝をなだめたのは、3年の岸本玲奈だった。黒髪を長く伸ばし、試合中に目立ってはいないが、何でもこなすオールラウンダーな選手。投げ技・絞め技・打撃など器用にこなす。
沙枝「だって、岸本先輩!ほんとにあいつら弱そうなんだもん!」
ぴくっ!
それを聞いた東雲大学も反応した。
早百合「あの女殺す」
絵理奈「だれが弱そうですって?」
この2人は聞き逃さない。しかしそれを見た美月が落着き払っていう。
美月「・・・・・・あっちはあっち。気にしない。」
今までになく集中力を増している美月に2人は若干寒気を覚えつつ、美月に従った。
沙枝「ふん。何も言って来ないし。ねえ、夏美、どう思う?」
ECF大学もう一人の2年生ファイター、佐藤夏美のほうを沙枝は振り向いた。相変わらずの爆乳をぶるんぶるんと震わせて、ストレッチしているが、視線は固まっている。その目はこのみの胸を捕らえていた。
夏美「大きい・・・・・・」
沙枝「へ?」
杏奈「確かに大きいね・・・・・・あの胸」
夏美の隣から話しかける、江坂杏奈。3年生のS気の強い、頭を茶色に染めた女だった。相手の急所でも躊躇なしに攻撃する。
沙枝「ああ。胸の話?確かにあの胸、でかいね。沙枝のとどっちがでかいだろう・・・・・・」
今大会1の巨乳と言われる夏美のプライドに火が付く・・・・・・
杏奈「はぁ!はぁ!できればあの胸!私がボロボロにしたい!!」
夏美「だめです!」
沙枝が興奮する杏奈の前に胸をぶるんぶるん震わせて立った。
夏美「あの娘は私が倒します!・・・・・・真の巨乳は1人で十分です。」
ECF大学4人が集まり話をしていたその時、その後ろから足音がしてきた。
4人全員がその雰囲気に気づき、振り返る。
八雲「盛り上がってますわね、みなさん」
4人の前に現れたのは、3年主将の神崎八雲。その強さは圧倒的で去年の大会からどんな戦いにおいても負けなし。金髪の綺麗な髪を伸ばし、自身満々に周囲を見渡すその姿、さらにその実力を踏まえて、八雲はこう呼ばれている・・・・・・「キャットファイト女王」
玲奈「八雲。何してたの?」
沙枝「そうですよ~もうすぐ試合ですよ」
八雲「今日は勝ち残りの戦いなので、しっかり闘う順番を選んできましたわ。」
自身は満々だが、主将としてはしっかりと役目を果たす八雲。
夏美「どうなりました?」
八雲「こんな感じですわ」
美月「・・・・・・じゃあ、今日のオーダーはこれで」
東雲大学 オーダー
先鋒 このみ
次鋒 湊
中堅 絵理奈
副将 早百合
主将 美月
ぱっとリストを見る東雲大学の選手たち。最初に闘うということで、少しドキッとしたこのみだったが、すぐに落ち着きを取り戻した。
美月「・・・・・・ここが正念場。心して行こう」
はい!と全員が声を出し、意識を高めた。
★★★
ECF大学 オーダー
先鋒 夏美
次鋒 杏奈
中堅 玲奈
副将 沙枝
大将 八雲
このリストをみたECF大学もまた異論なし。というより八雲が決めたことは絶対。それが正しいに決まっているから。
東雲大学、ECF大学の両大学の選手が金網によって円形に囲まれた闘技場へ足を踏み入れた。審判により再度ルール説明を行なってもらう。その間、早百合と沙枝は睨み合っていた。さっきのこともあるが、本能的に気に食わない相手なんだろう。そして審判による説明が終わり、先鋒同士が闘技場に残った。すなわち、このみと夏美以外は闘技場から出て行った。金網なので当然周囲から丸見えである。全員が周りから2人を見守る。
早百合「このみ!頑張りなよ!」
絵理奈「やってやりなさい!!」
落ち着きのない2人は金網に張り付いてこのみを見守る。
このみ「うん。」
闘技場の周囲は暗いが、中は電灯で照らされ明るくなっている。そんな中にこのみと夏美だけが取り残されている。今大会No.1巨乳ファイターと言われる夏美だったが、全然このみの胸も見劣りしない。大会を通じて揉まれたり、他の女たちと張り合う中で大きくなっていったのか、このみの胸はさらに大きくなっていた。
夏美「胸、大きいですね。どちらの胸が強いでしょうか?」
このみ「敬語じゃなくていいよ。私も2年だから」
夏美「あ、そうなんだ。じゃあ、タメ語で話すね」
このみ「うん。それとさっきの答えだけど・・・・・・」
このみはごくりとつばを飲み、口を開いた。
このみ「わたしは負けない」
夏美「・・・・・・。そうなの?でも私も負けるの大っ嫌い。」
このみ「・・・・・・」
夏美「・・・・・・」
沈黙が流れる。このみに笑顔は無い。夏美は少しむすっとしている。2人とも動かない。睨み合う。そして悟る。この勝負で勝った方が真の巨乳ファイターだと。2人は叫びながら相手に向かって走り出し、彼女たちの激闘が始まった。
- 2012/10/27(土) 00:11:24|
- 東雲大学|
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